飛行日誌 ─ ヒコログ
飛行日誌は紙・エクセル・アプリの
どれで管理するか
結論から書くと、飛行の本数で決まります。法令上はどれでも構いません。紙が悪いわけでも、アプリが必ず良いわけでもなく、続かなくなる理由がそれぞれ違うだけです。
3つの比較
| 紙(印刷して記入) | エクセル・スプレッドシート | アプリ | |
|---|---|---|---|
| 書き始めるまで | 最速。印刷すれば今日から | 速い。テンプレートを落とすだけ | 導入がひと手間 |
| 飛行のたびの手間 | 毎回すべて手書き | 前回行のコピーで軽くなる | 機体のログから下書きが作れる |
| 現場での提示 | 持っていれば確実。忘れると詰む | 印刷しておくか、オフラインで開ける準備が要る | 端末内にあれば圏外でも出せる |
| 紛失・破損 | 復元できない | クラウドなら残る | バックアップ次第 |
| 複数人の集約 | 回収が必要 | ファイルの取り合いになりやすい | 仕組みで集められる |
| 向く本数の目安 | 月に数回まで | 月に十数回まで | 毎週飛ばす/複数人 |
紙をやめる判断の分かれ目
紙が回らなくなるのは、書く手間よりも「その場で出せるか」のほうが先です。日誌の提示を求められる場面は、元請けや発注者への提出、現地での提示、事故やトラブルの後の3つに集約されます。どれも「事務所に置いてあります」では通りません。
逆に、月に数回しか飛ばさず、いつも同じ現場で、車に日誌を積んでいるなら紙で十分です。無理に電子化する理由はありません。
エクセルで詰まるところ
- 点検記録が飛ぶ。様式1(飛行記録)は書くのに、様式2(日常点検記録)を後回しにして溜まる、という形で崩れます。飛行と点検は同じタイミングで書かないと揃いません。
- 提示のときに印刷が要る。スマートフォンでスプレッドシートを開いても、様式の体裁で見せられるとは限りません。PDFにしておくかを事前に決めておきます。
- 複数人になるとファイルが割れる。各自がコピーを持ち始めた時点で、機体ごとの通し記録が作れなくなります。
アプリを選ぶときに見るところ
飛行日誌のアプリは複数ありますが、見るべき点は多くありません。
- 様式1・2・3が揃って出せるか。飛行記録だけのものがあります。点検記録が出せないと日誌としては足りません。
- 圏外で出せるか。提示を求められる場所は電波が悪いことが多く、通信必須のものは現場で開けません。
- PDFに透かしが入らないか。提出物に広告の透かしが入ると、そのまま出せません。
- 機体の実ログを取り込めるか。手入力しかできないと、結局エクセルと手間が変わりません。
ヒコログはこの4点を満たすように作っています(様式1・2・3、圏外での提示、透かしなしPDF、DJI機の実ログ取り込み)。ここまでは無料で、会員登録も不要です。
よくある質問
飛行日誌はエクセルで管理してもいいですか?
問題ありません。飛行日誌は紙でも電子データでも構いません。ただし携行が求められるため、現場で提示できる形(印刷して持つ、オフラインで開けるファイルにしておく等)にしておく必要があります。
紙とアプリではどちらが良いですか?
飛行の本数で決まります。月に数回なら紙が最も速く、本数が増えると転記の手間と紛失リスクでアプリが有利になります。どちらでも法令上は同じです。
無料のテンプレートで足りますか?
様式そのものは国土交通省が示しており、テンプレートを使えば書き始められます。足りなくなるのは、飛行のたびに同じ内容を書き写す手間と、提示を求められたときにすぐ出せるかの2点です。
関連ページ
出典・根拠: 国土交通省「無人航空機の飛行日誌の取扱要領」(令和4年12月1日制定・国空無機第236963号)および航空法。制度・運用は変わることがあるため、最新は国土交通省の案内で確認してください。ヒコログは開発者個人が運営する非公式のサービスで、国土交通省その他の行政機関、および機体メーカー各社とは関係ありません。