ヒコログ 学科 ─ ドローン学科の一次資料ベース対策
二等の学科は 50問・30分・三肢択一のCBT。1問36秒しかなく、迷った問題に戻る余裕はほとんどありません。しかも公式の過去問が存在しないため、「何が出るか」を掴めないまま当日を迎える人が多い試験です。このページは、形式・出題分野・合格ラインの目安・過去問がない前提での進め方をまとめた入口です。教則第5版(2026年7月14日から適用)に対応しています。
| 問題数 | 50問 |
|---|---|
| 試験時間 | 30分(1問あたり36秒) |
| 出題形式 | 三肢択一 |
| 受験方式 | CBT(全国のテストセンターのPCで随時受験) |
| 合格ライン | 公式は非公表。約8割が目安とされる(50問なら40問前後) |
| 合格率 | まとまった数字は公表されていない |
| 計算問題 | 二等の出題範囲には含まれない(揚力・旋回半径などは一等のみ) |
合格「ライン」=合格に必要な得点の目安と、合格「率」=実際に受かった人の割合は別物です。率の数字を探すより、頻出の数字を取りこぼさないほうが合格に直結します。
二等無人航空機操縦士の技能証明の実利は、第二種以上の機体認証を受けた機体と組み合わせると、カテゴリーⅡB飛行が事前の許可・承認なしで行える点にあります。立入管理措置を講じたうえでの人口集中地区(DID)上空・夜間飛行・目視外飛行・第三者や物件から30m未満といった飛行が、申請待ちなしで回せるようになるということです(飛行マニュアルの作成と遵守・携行が条件)。
逆に、二等では届かない範囲もはっきりしています。立入管理措置を講じないカテゴリーⅢ飛行は、一等の技能証明・第一種機体認証・国土交通大臣の許可承認の3点すべてが必要で、二等では実施できません。空港周辺・高度150m以上・催し場所上空・危険物輸送・物件投下・最大離陸重量25kg以上のいずれかに当たるカテゴリーⅡA飛行も、二等を持っていても許可・承認が要ります。
技能証明は学科試験だけでは取れません。学科試験・実地試験・身体検査の3つが揃って、はじめて技能証明の発行申請に進めます。学科合格には有効期間があるので、学科に受かったら実地と身体検査を放置しないことが実務上いちばん大事です。
| 段階 | 内容 |
|---|---|
| 1. 準備 | DIPS 2.0で技能証明申請者番号を取得 → 受験手続きガイド |
| 2. 学科試験 | 50問30分・三肢択一のCBT。全国のテストセンターで随時受験 |
| 3. 実地試験 | 登録講習機関の修了審査、または指定試験機関の実地試験 |
| 4. 身体検査 | 有効な公的証明書の提出、または受検 |
| 5. 交付 | 技能証明の発行申請。有効期間は3年(機体登録の3年、第一種機体認証の1年・第二種3年と混同しやすい) |
二等は次の5分野から出ます。分野名をクリックすると、その分野の頻出論点とひっかけの整理に進みます。
| 分野 | この分野の核 |
|---|---|
| 法規 | 高度150m・重要施設の周囲おおむね1000m・申請10開庁日前・行政処分の点数と罰則 |
| 機体・システム | 機体登録3年・リモートID・GNSS・LiPoバッテリーの管理 |
| 運航・操縦者 | 目視外・立入管理措置・第三者や物件から30m・飲酒や疲労時の飛行禁止 |
| リスク管理 | 危険半径の取り方・リスクアセスメント・事故と重大インシデントの切り分け |
| 気象 | 前線と高気圧・風の性質・悪天候時の判断 |
公式に存在するのは教則(第5版)と国土交通省のサンプル問題だけで、過去問は公開されていません。ネット上で「二等の過去問」と呼ばれているものは、実質すべて各社の予想問題です(当サイトの問題も同じ立場です)。詳しくは 過去問がない前提の勉強法 にまとめました。
そのうえで、独学の順番は次の3段が最短です。
「二等の合格率は?」で検索しても、まとまった数字は出てきません。公表されていないからです。一方で合格ラインは約8割が目安とされています。混同されがちですが、意味がまったく違います。
| 合格ライン | 合格率 | |
|---|---|---|
| 意味 | 合格に必要な得点の目安 | 受験者のうち受かった人の割合 |
| 公表 | 公式は非公表。約8割が目安 | 公表されていない |
| 対策への使い方 | 50問中40問前後を目標に組み立てる | 数字を追っても得点は上がらない |
この試験は満点を狙うものではなく、頻出の論点を落とさない試験です。率を探す時間があるなら、頻出数字まとめで取りこぼしを1つ消すほうが確実に合格に近づきます。
必要時間は前提知識で大きく変わるため、一律の目安は当てになりません。使えるのは時間ではなく到達度で測る方法です。
二等の学科教材は、市販の書籍・スクールが配っている無料Web問題・Webやアプリの教材の3類型に分かれます。第5版に対応しているかと誤りの選択肢まで解説があるかで決まります。判断軸は 問題集の選び方 に整理しました。
とくに2026年7月14日から第5版が適用されたことで、覚える数字そのものが変わった論点があります。旧版準拠のまま更新されていない教材を使うと、間違った数字を覚え直すことになります。変更点の一覧は 過去問のページ にまとめました。
DIPS 2.0で技能証明申請者番号を取り、試験申込システムで予約し、プロメトリックの会場で受験します。手順とつまずきどころは 受験手続きガイド に、細かい疑問は よくある質問 にまとめています。
二等は50問・30分です。三肢択一のCBT方式で、1問あたり36秒しか使えません。
公式には非公表ですが、二等は約8割が目安とされています。50問中40問前後を取る想定で仕上げる試験です。
公開されていません。公式素材は教則(第5版)と国土交通省のサンプル問題のみで、演習量は教材で補う必要があります。
法規・機体システム・運航操縦者・リスク管理・気象の5分野です。二等では一等のような計算問題は出題範囲に含まれません。