ヒコログ 学科 ─ ドローン学科の一次資料ベース対策
ドローン二等 学科「事故・重大インシデント報告」の報告義務と対象の切り分け
「事故」と「重大インシデント」の線引き、そして何をどこに報告するのかで失点しやすい単元です。制御不能・発火は重大インシデント、人の死傷・物件の損傷は事故、通報先はDIPS、といった対象と契機の対応を一つずつ切り分けて押さえていきます。
まず覚える数字・要点
- 重大インシデントの例 … 飛行中の制御不能(フライアウェイ)や機体の発火等
- 事故の例 … 人の死傷・物件の損傷・機体の紛失等
- 報告先 … 国土交通大臣(DIPS等を通じて)
- DIPS通報の契機 … 無人航空機の事故が発生した場合
- 危険防止措置不履行の点数 … 15点(技能証明取消に直結)
- 飛行日誌の記載3種 … 飛行記録・日常点検記録・点検整備記録
- 特定飛行の携行書類 … 許可・承認書、技能証明書、飛行日誌
- 事故・不具合の記録 … 発生した場合は飛行日誌にその旨を記録
出やすいひっかけパターン
- 重大インシデント(制御不能・発火)↔ 事故(人の死傷・物件の損傷)
- 経路逸脱だけ ↔ 重大インシデント該当(経路逸脱だけでは該当しない)
- バッテリー20%割れ ↔ 重大インシデント要件(数値基準は要件ではない)
- DIPS通報=事故発生時 ↔ 毎フライト後・バッテリー交換時(日常整備は契機でない)
- 危険防止措置不履行15点 ↔ 10点・5点(重い違反ゆえ点数は高い)
- ハザード(危険の源)↔ リスク(可能性×被害の大きさ)
必修ポイント
- 重大インシデントは事故に至らずとも危険な事象を捕捉する区分で、飛行中の制御不能(フライアウェイ)や機体の発火等が該当する。
- 無人航空機の事故(人の死傷・物件の損傷・機体の紛失等)は、DIPS等を通じて国土交通大臣への報告が義務付けられ、事故後の即時報告が基本。
- 経路逸脱だけやバッテリー残量の数値は報告要件ではない。要件を軽い事象や独自の数値基準にすり替える肢に注意する。
- 事故発生時に危険防止措置をとらないと15点が付与され、1回で効力停止級・技能証明取消に直結する重さになる。
- 飛行日誌には飛行記録・日常点検記録・点検整備記録の3種を記載し、事故・不具合が発生した場合もその旨を記録する。
- ハザードは危険の源、リスクは事故に至る可能性と被害の大きさの組み合わせ。両者を分けて評価するのが安全管理の基本。
対策の指針
この単元は用語の定義と「どの事象が・どこへ・何点」という対応関係を正確に覚えることが軸になります。まず重大インシデント(制御不能・発火)と事故(人の死傷・物件の損傷)を例で区別し、通報先がDIPSを通じた国土交通大臣である点をセットで固めましょう。次に、経路逸脱だけや残量20%割れといった「要件に見えて要件でない」肢を、すり替えのパターンとして意識的に潰していくと失点が減ります。行政処分点数(危険防止措置不履行15点)や飛行日誌の記載3種は数値・項目を丸ごと問われるため、周辺論点として一緒に確認しておくと安定します。例題を解いたら、各肢の解説で「なぜ誤りか」まで言語化して定着させてください。
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